「漢方薬とは」
漢方薬は、薬効のある草・木・動物・鉱物など自然界にある原料を、複数組み合わせて作られた薬です。中国の処方から、日本の風土や体質に合わせて発展してきました。体が元々備えている自然治癒力を高めるように作用し、体自身の力で正常な状態をつくりだそうとするものです。
漢方では「気血水」や「五臓」などさまざまな角度から人体や健康を全体像として捉えます。
「気」「血」「水」の三要素がバランスよく体内を巡ることで五臓がしっかり機能し、心身ともに健康な状態であると考えます。
「気」「血」「水」
漢方において、身体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」で構成されていると考えます。
「気」とは、身体の中をめぐる生命エネルギー。
「血」とは、全身を巡る栄養素の流れや血液の流れ。
「水」とは、血液以外で体を循環し、身体を潤す。
「五臓」
東洋医学において内臓全体を言い表す言葉です。身体を肝(情緒、自律神経)、心(血液循環、精神)、脾(消化吸収)、肺(呼吸や皮膚)、腎(生命維持、水分排泄)の五つの臓器系に分けます。
- 肝(かん)
- 情緒や自律神経をコントロールする臓腑です
肝はストレスによる影響を受けやすく、働きが乱れると、イライラや目の疲れなどが起こります。 - 心(しん)
- 血液循環や精神をコントロールする臓腑です
心の働きが悪くなると、血液代謝や血圧に影響がでたり、気力が無くなったり、汗をかきやすくなったりします。 - 脾(ひ)
- 消化吸収を通じて気血水を作り出す臓腑です
脾の働きが乱れると、胃腸の不調や口周りの荒れや、味覚などにも影響がでてきます。 - 肺(はい)
- 呼吸や体の潤いをコントロールする臓腑です
肺の働きが悪くなると、バリア機能が低下し、アレルギーや皮膚の乾燥などが起こりやすくなります。 - 腎(じん)
- 成長発育や水分代謝をコントロールする臓腑です
腎の不調があると、冷えやむくみが起こりやすくなったり、老化現象が起こりやすくなります。
漢方相談では、症状や病気を身体全体の不調和と捉え、漢方薬で体質改善を続けバランスを正しく整え、食養生も含めたアドバイスをしていきます。そのため、検査結果ではどこにも異常がないけれど不調が続いている・・・といった症状にも対応できます。多くの漢方薬は慢性的な症状の改善を得意とし、体質改善を目的としますが、急性疾患に対して使用する即効性のある漢方薬もあります。ちょっとした風邪の症状、季節の変わり目、ライフステージの変化に伴う体調の変化、健康維持、同じ症状を繰り返している・・・などのお困りごともお気軽にご相談ください。
同仁堂は、各店で漢方相談を承っています。粉末、錠剤、ゼリータイプ、液体タイプなど、安心と信頼のある高品質な漢方薬を取り揃えています。また、JR熊本駅の隣にあるアミュプラザくまもと3階には、漢方専門の相談薬局 漢方みず堂薬局同仁堂アミュプラザくまもと店を開設しています。
約250種類の本格的な煎じの漢方薬を使い、漢方専門相の談員がお客様と二人三脚で不調や病気に向き合ってまいります。
漢方みず堂薬局同仁堂アミュプラザくまもと店(漢方みず堂FC店)概要
店舗名漢方みず堂薬局 同仁堂アミュプラザくまもと店
住所〒860-0047 熊本市西区春日3-15-26 アミュプラザくまもと3階
電話番号096-322-0606