会社概要
会社名 | 株式会社 同仁堂 |
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創業 | 大正2年8月(1913年) |
資本金 | 1,500万円 |
代表者 | 代表取締役社長 上野景昭 |
従業員数 | 社員80名(男性25名 女性55名) |
事業内容 | 保険調剤薬局、漢方専門相談薬局、医薬品(OTC)・化粧品・日用雑貨の小売業、貸ホール・貸会議室、不動産業 |
事業所 | 本部/熊本市中央区上通町2-7 薬局、医薬品・化粧品の小売部門、物流センターなど(10拠点) |
関連会社 |
株式会社同仁化学研究所 株式会社同仁グローカル |
- 昭和25年ごろの同仁堂
- 現在の上通店
事業について
- 医薬品
(調剤薬局・OTC薬) - OTC薬は熊本県内6店舗にて、保険調剤薬局は同仁堂上通店にて展開しています。薬のこと、健康のことを安心してご相談ください。
- 漢方相談
- アミュプラザくまもと3階の「漢方みず堂薬局」は、本格的な漢方相談薬局です。
原因のわからない不調や健康維持、ダイエット、美容等お気軽にご相談いただけます。 - 化粧品
- ”お客様のキレイが輝く”をテーマに、多種多様なブランド・アイテムから、お一人おひとりに最適なご提案をいたします。
熊本では唯一の取り扱い、稀少なブランドも取り揃えております。 - 生活雑貨
- 郊外店舗を中心に、日々の暮らしに欠かせない生活雑貨をラインナップすることで、ひとつのお店でお買い物が完結するとご好評いただいております。
- 不動産事業
- 市街地を中心に、テナント事業やレンタル空間などの事業を展開しております。
- 創業当時の同仁堂
- 昭和初期の上通風景
- セラジンの開発
沿革
1913年(大正2年)8月 | 創業者・上野景治が熊本市上通町に上野同仁堂を開店。 当時の薬屋と言えば暖簾を下げ畳敷の店で座って商売をしていましたが、上野薬局は他に先がけて立ったままお客様への対応を始め、調剤もお客様の目の前で行なっていました。 当時このやり方は、同業者から失笑を買いましたが、現在の一般的な店舗形態がすべてこれにならっている事実を見ても、このシステムこそ先見の明でした。 |
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1914年(大正3年)3月 | 熊本市上通町にて、解熱鎮痛剤のアスピリンの製造を開始。 第一次世界大戦で海外からの医薬品の輸入が止まったことで、「アスピリン」の製造に目をつけました。店の近くに簡単な工場を造り、アスピリン製造に成功、同仁堂は日本で二番目の国産アスピリンメーカーとなりました。 |
1918年(大正7年)3月 | アスピリンに続き、桜の皮を原料とする咳止め薬セラジンの開発に着手し製薬を開始しました。 1923年の関東大震災で東京都にセラジンを大量寄贈したことでセラジンの名が知られるようになりました。 |
1930年代(昭和初期) | 熊本でパンや菓子の製造販売を開始。 東京の喫茶でパンやケーキが話題を呼んでいるのを見て、そのノウハウを直ぐ熊本に持ち帰り行動に移しました。 「薬屋がパン屋なんかできるものか」と嘲りもありましたが、パンは将来、菓子ではなく人々の主食になるとの読みから一般のパン屋の半額でパンを売り始め、成功をおさめました。 |
1931年(昭和6年) | 合名会社同仁堂薬局と合名会社内国化学研究所を設立。 |
1939年(昭和14年) | 化粧品の販売を開始。 大手化粧品メーカーとチェーン契約を締結し、化粧品の販売も力を注ぎ始めました。 今でこそ、化粧品が薬屋で扱われることはごく一般化していますが、当時、化粧品の扱いは小間物屋が主でした。 現在の形態が生じたのはこの頃で、同仁堂はその草分け的存在となりました。 |
1946年(昭和21年) | 11月合資会社同仁薬化学研究所(同仁化学研究所の前身)を設立。 |
1948年(昭和23年)8月 | 株式会社同仁堂に組織変更し、上野景規(景治の長男)が代表取締役社長に就任。 |
1950年代(昭和30年代) | 本格的な薬と化粧品の専門店として小売チェーン展開を開始。 また、物が豊富になってきた時代に合わせて、医薬品と化粧品以外に食料品から生活必需品としての雑貨類を加えて、セルフサービス方式の販売も採用しました。 それは、欧米視察をした現地のアメリカのドラッグストアの販売形式にヒントを得て生まれました。 現在では一般化している、ドラッグストアとスーパーマーケット方式を先取りしたものでした。 |
1979年(昭和54年)12月 | 上通に本社ビル竣工 創業から熊本の皆様に育てていただいて、もう一つ何か地域のお役に立ちたいとの思いから、 店舗とオフィスに加え、多目的ホールやレストランなど公共的なパブリックスペースを設けた、地下1階、地上7階建てのビルを建設しました。 |
1984年(昭和59年)12月 | 上野景昭(景規の長男)が代表取締役社長に就任。 |
1990年代 | アメリカ型の本格的な郊外型の薬局「hers(ハーズ)」の展開を開始。 150坪以上の売り場に薬、化粧品、日用品のほか、輸入菓子、ベビー用品、ペット用品などを取り揃えた、広い駐車場付きの郊外型ドラッグストアを住宅地やマイカー客に便利なエリアに積極的に出店しました。 いまでこそ日本全国当たり前にある大型ドラッグストアですが、当時としては非常に革新的なお店でした。 |
2000年代中盤 | カウンセリングをより重視した店づくりに方針転換。 ドラッグストアが一般化し、医薬品小売にかかわる規制緩和もあり、ドラッグストア、スーパー、コンビニ、ディスカウントストアの各業態の垣根がなくなり始めました。 同仁堂は、構成商品にドラッグストア的要素を取り入れようとも、決して単なるドラッグストアでもスーパーでもデパートでもない、あくまでも”専門店”の道を進むべく、よりカウンセリングを重視した方針に変更していきます。 |
2013年(平成25年) | 創業100周年を迎える |
2013年(平成25年)7月 | 下通店を改装オープン |
2013年(平成25)3月 | 「60歳からのキレイが輝くコンテスト」を開催 創業100周年を記念し、年齢を重ねながら内面も外面も輝きを発し生き生きと生活されている熊本の女性を応援したいとの思いで、コンテストを開催しました。 2013年、2014年、2015年と3回開催し、還暦を迎えられたばかりの方から82歳の方まで、総勢300名以上の方にご応募いただきました。 |
2015年(平成27年) | 上通店を改装 |
2016年(平成28年)4月 | 熊本地震で被災 14日にマグニチュード6.5の前震、16日にマグニチュード7.3の本震と2度の地震に見舞われ、本社ビルをはじめ店舗、倉庫、物流拠点など全ての建物の損傷など甚大な被害を受けました。 上通店と下通店は時間短縮ではありながら震災直後から何とか営業を続けることができましたが、それ以外の店舗は休業せざるを得ませんでした。 1日でも早く営業再開することが地域の皆様のお役に立てる事との信念で社員一丸となり、また関係各所の協力を得て復旧作業に取り組みました。 地震から3ヶ月を過ぎた7月、最後の店舗の嘉島店が仮店舗での営業再開に至りました。 |
2017年(平成29年)3月 | 嘉島店(イオンモール熊本内)リニューアルオープン 震災から11ヵ月後、施設の地盤液状化や天井崩落など被害の深刻さから復旧に時間を要しましたが、遂に嘉島店が本店舗で営業再開にいたりました。 |
2019年(令和元年)9月 | サクラマチKUMAMOTOに、アルビオンドレッサーとコスメテリアを同時開店 各ブランド毎のコンセプトショップで、コスメテリアは全国で2番目にオープンしたお店となりました。 |
2019年(令和元年)11月 | 小川店(イオンモール宇城内)改装オープン |
2021年(令和3年)4月 | 熊本駅アミュプラザくまもとに、漢方専門の相談薬局 漢方みず堂薬局同仁堂アミュプラザくまもと店を開店 |
2022年(令和4年) | 同仁堂オンラインショップをオープン |
2023年(令和5年)8月 | 創業110周年を迎える 創業以来、同仁堂は”時代の先を読んだ新しさ”と”社会・公共的な存在意義”の精神を築き、この精神が今も受け継がれています。 |